有限会社橘ダイカスト (千葉県東金市)
千葉県東金市の「有限会社橘ダイカスト」
ダイカスト技術を常に向上させており、お客様の後工程をなくす事が出来る素晴らしい技術を持っています。
ダイカスト製品の事例や橘ダイカストの強みとなる独自技術などについてご紹介いたします。
社名 | 有限会社橘ダイカスト |
所在地 | 千葉県東金市一之袋78 |
主要事業 | アルミダイカスト |
主要製品 | エンジン部品、農機具部品 |
従業員数 | 13名 |
HP | https://tdiecast78.wixsite.com/cast |
ダイカスト製品事例
エンジン部品や農機具関係のアルミダイカスト製品を得意です。
通常ダイカストでは苦手とされる薄くて深いリブ形状なども正確に製造する事が出来ます。
後工程をなくす!橘ダイカストの独自技術
橘ダイカストは本来キー溝加工・切削加工など、後工程で処理しなければならない形状をダイカストのみで完成させる独自技術を持っています。
後工程がいらなくなると、ダイカスト加工後に違う加工業者に出さなくて良くなるため、すぐに組付けに入る事が出来ます。つなりリードタイム短縮につながるのです。
また、違う加工業者に支払っていた外注費がいらなくなるためコストカットに貢献します。
実際多くのメーカーが後工程のコストの高さから、ダイカストを海外に発注して対応しています。
橘ダイカストでは高精度・後工程レスの特殊加工を施す事でお客様のリードタイム改善・コストカットに貢献する事が出来ます。
特殊ポケット製法
下の写真の赤い印の箇所がこの技術で作られたポケットになります。
この技術によって、困難なポケット加工がなくなり、リードタイム改善・コストカットにつながります。
切削加工等で後加工をするには冶具などでの位置決めが必要であり、さらに角度などを変える必要があるなど、段取りに非常に時間のかかる工程となります。
部品を分割するなどして対応している場合もありますが、その場合部品点数が増え、強度も落ちるなどデメリットが増えてしまいます。
このような困難な後工程を無くす事が出来る事が橘ダイカストの強みでしょう。
内径キー溝+高精度穴加工
内径の公差があり、切削加工での仕上げと、スロッター等によるキー溝加工の後工程を無くす事で、リードタイム・コストカットにつながります。
ダイカスト後の定番の後工程である公差穴仕上げとキー溝加工もダイカストのみで完結出来ます。
キー溝加工はスロッターで、公差穴は旋盤やフライス(マシニング)などで行うため、2つの機械が必要になり、両方対応できる外注先がなければ、2つの業者に外注する事になります。
また、両方対応できる外注先でも、段取りは2回発生するため、当然コストアップとなり、リードタイムも長くなります。
外注の管理やコストカット・リードタイム短縮と非常にメリットの多い、この独自技術ですが、メーカーの外注担当者さんはダイカスト後は必ず仕上げとキー溝加工が必要だと思い込んでいるため、なかなか橘ダイカストの独自技術に気付いてもらえません。
もちろん全ての製品に対し、この公差、このキー溝が達成できるわけではありませんが、橘ダイカストに相談すれば、良い提案がもらえるでしょう。
他にもある橘ダイカストの独自技術
後工程をなくす技術をトライしてNGであれば、金型を削る事で通常のダイカスト製品に戻す事が出来る!
そのため、NGの場合の追加費用を抑える事が出来る!
他にも橘ダイカストでは独自技術でお客様のリードタイム短縮・コストカットに貢献しています。
上記の通り、橘ダイカストでは、独自技術へのトライがしやすい状況にあり、積極的にご相談をお受けしています!
是非橘ダイカストのHPからご相談ください!
金型へのこだわりや品質管理も徹底!
金型へのこだわり
金型の製品部は特殊材と表面処理を採用していて、精密成型や金型寿命の向上・寸法維持などの効果につながっています。
また金型使用後に丁寧に金型のチェックと手入れを行っているため、長い期間にわたってお客様の金型を最良の状態で使用する事が出来ます。
品質管理・品質保証
現場ではシリンダーゲージやマイクロなどの測定器を駆使して、品質管理を行っています。
特に高精度加工を強みにしているため、現場での品質管理は徹底しており、3台のダイカストマシンには常に技術者を配置する事で、細かい異変を察知し、最良の製品を作り続けます。
品質検査ではKEYENCEの3次元測定器を接触・非接触の2台保有しており、3次元の測定データによる品質保証も実施、お客様の求める品質を目指し常に努力をつづけています。
支援を受けた感想(橘ダイカスト様より)
現場出身のコンサルだったため、こちら側のお話する内容への理解力が強いと感じたことで、踏み込んだ内容のお話やご相談が出来ました。
強みや弱みを明確にできたため、NCやMC等の大型加工設備への取捨に迷っておりましたが、独自技術/金型管理等への方向性を強める方が良いと方向性が決まったことが良かったです。
エンジンから電動化への流れの中で、ダイカスト業界全体の必要部品点数も集約される為、海外含め競争力が激化する中、改めてブランド力の発信への重要性に気付けました。
同時に5Sの取組みへの重要性の再認識し、今後強化をしていきます。
ホワイトボードを使った業務フローの見直しにより、頭の中だけでまとめていた流れを、改めて大きく書き出す事で社内共有することができ、新たなサービスや商流などのアイディア等に今後期待が持てるようになりました。結果的に社内の意見の通り、通気性が良くなり雰囲気もupしてとても良かったです。
支援を受けられたタイミングが、今後の成長を考えていたこの時で、大変良かったと思います。
タイミングが違えば相談内容も変わっていたはずです。
そして何より、弊社の今後の展開に後押しされるような希望が持てるようになりました。
今後の抱負は弊社独自の製品制作をしてみたいです。
一般の方からのアイディア製品等も受け付け、商品化のお手伝い等もしていきたいと考えております。
有限会社橘ダイカスト 代表取締役 斎 正和
GFConsultingからの期待
橘ダイカストはダイカスト技術へのこだわりが強く、そのための取組を非常に合理的に推進させています。試作を繰り返し新たな技術を磨いている事から、ダイカスト業界をリードする企業に成長する事を期待しています。
支援の中で業務フローを洗い出し、当社の改善ポイントを見直していきました。
仕上げ工程や検査工程では5Sなどの現場改善で業務効率化が図れると考えます。
さらなる成長を目指し、5Sなどの現場改善の推進に期待をしています。
ダイカストでお困りなら、橘ダイカストにご相談ください。