金属加工をしていくうえで、バリの問題は必ず出てきます。
今回は私の良く使っていたおすすめのヤスリを紹介したいと思います。
バリとは?
バリとは金属を加工した際に出る製品付着した残留物とでもいいましょうか。
ギザギザしてたりして危ないアレです。
バリがあると・・・
〇安全性の低下
バリによる擦り傷、切り傷などの発生
〇製品機能の低下
バリにより、製品精度が損なわれます。また製品を傷つける事での故障、摩耗の可能性が高まります。
綺麗に早くバリ取りを行っていただくために、おすすめのヤスリを紹介します。
おすすめのヤスリ
鉄工ヤスリ ニコルソン 単目(中目)
鉄工やすりはニコルソンの単目(中目)をお勧めします。ニコルソンはアメリカの会社ですね。
ニコルソンは依然より切れなくなったともいわれますが、何度か購入していると当たり外れがあるかなといった印象です。気に入ったやつは持ち手の部分にグラインダーで印をつけていました。
私のおすすめは単目、単目を使うと仕上がりが圧倒的に良くなります。
私は師匠からヤスリは刃物であるとずっと言われてきたので、一方向に押して使うことしかしません。その方がヤスリの角度も維持しやすいですし、刃がワークを噛んでいる感覚も得やすいです。この噛んでいる感覚があるときは狙った通りにC面が取れる自信がありました。
もちろん糸面取りや返りバリにも単目の方が精密ヤスリのような感覚でサッとバリ取りできます。
バローベ 精密ニードルヤスリ
バローベはスイスのメーカーですね。時計職人愛用?わかりませんが。
小さいもののバリ取り、面取りにはバローベのヤスリを使っていました。
こちらも噛んでいるというか食いつきがいいというか、使っていて気持ちいいヤスリです。
ステンレスなどでダイアモンドヤスリを使っている方は、是非こちらも検討してみてください。
まとめ
私のおすすめは
〇鉄工ヤスリ ニコルソン単目
〇精密ヤスリ バローベ精密ニードルヤスリ
でした。
今回は私の愛用していたヤスリの紹介をしました。国内メーカーではではツボサンのブライト900も良かったです。
でも私、外国かぶれなので外国のヤスリを愛用してました。汗
それには少し理由があって、金属工具は海外の製品の方が、母材が良い傾向にあります。
サンドビックなどはスウェーデン鋼の素晴らしさのおかげだと勝手に解釈してます。あんなに切れる工具、他が真似できない理由といったら、母材かなと。
今度はエンドミルなどの切削工具やバイスなども紹介していこうと思います。